2025.07.08
植木を枯らさない水やり~夏~

今回は「夏季の植木の水やり」についてお話をしたいと思います!
夏季に植木に水やりが必要な理由は次の通りです。
①多くの植物は春~秋にかけて成長するため光合成を活発に行い、多くの水が必要。
②太陽からの日差しが強く長いため、気温や地温が高く地面から水が蒸発してしまい
植物が利用できない。
③梅雨が明けたら日照りが続き、雨水から地面への水の供給がない。
植物は水を欲しがる季節なのに、地面の水が足らない~!
という事で我々の水やりの出番です。
では次に夏の水やりの仕方について。
①一度にたっぷりの量を水やりする。
水が地面から浸透して、地中の根に届く必要があるので十分な量を与えましょう。
高さ2~3mの樹木なら10lほどを1日1回。
小量を複数回水やりするのは効果が薄いです。根に届く前に表土から蒸発してしまいますよ。
②朝夕の水やりは体が楽だが、日中でも構わない。
日中の水やりは庭植えの植物には問題ありません。もし、あなたのお庭で大事な植木の葉が萎れてい
るなら、日中でも今すぐに与えてください。夕方まで待つ間にどんどん弱っていきます。
一刻も早く水やりして植物に吸水させてやりましょう。
ただし、一刻を争うわけでなければ、気温の低い朝夕のほうが私たちの体への負担は少ないです。
強い日差しの中での作業は過酷ですからね~。
③道具をいろいろと利用しよう。
「庭木への水やりは散水栓につないだホースで」と思いがちですが
ホースを伸ばしたり巻き取ったりの作業がなかなか面倒ですよね。
植物の本数が少なかったり花壇の面積が小さければ、ジョウロやバケツを使うほうが手軽です。
これらは与えた水の容量が分かるのもメリットです。容量が少なかったり多すぎたりの検討と調整
も可能なので利用してください。
また、タイマーを利用した自動散水キットがホームセンターなどで入手できるので、毎日の水やりの
作業量が大きく軽減できます。ぜひ利用してみて下さい。
